自然薯は日本の山野に、自生するもので、長いもは、原産国は中国。畑で栽培されています。ほかに大和芋(やまといも)とかいちょういもとか呼ばれている、よりキメの細かい種類も同じヤマノイモ属なのか、これは、きちんと調べ切れていません。
食べ方はどれも、同じで、すり下ろしたりきざんだりして、生食します。
和菓子の材料に用いられたり(かるかん饅頭などのおまんじゅうの皮に入っています)、蒸し物や汁物などの和食の食材として利用することも。
すり下ろした山芋を、すまし汁の中に落とすと熱で固まって、生の時とは違った、もっちりとした食感を楽しめますよね。
生のままでアルファ化している澱粉(そんなことがあるんですね!)を含み、澱粉の消化酵素であるアミラーゼを沢山含んでいるので、消化が良く、滋養・強壮効果のある生薬としても用いられます。
長いも、大和芋、自然薯それぞれに特徴があり、100g中に含まれる栄養成分を見てみると、炭水化物量が最も少ないのが長いもで13.9g(大和芋は27.1g、自然薯は26.7g)、リンが一番多いのが大和芋で72mg(長いも27mg、自然薯31mg)、ビタミンEが一番多いのは自然薯で4.1mg(長いも・大和芋共に0.2mg)でした。